ブログの最初の記事は何を書いたらいいのだろう?
誰かの投稿したブログを読むのは簡単ですが、いざ自分でブログを書こうとなると手が止まって「何から書こう…」とか「何が正解なんだろう…」と悩みますよね。
そこで、本記事では3つの内容をお伝えしていきます。
本記事の内容
- ブログの最初の記事で覚えておくべき5つの思考法
- ブログの最初の記事の書き方【7ステップ】
- ブログ初心者におすすめの書籍
僕がブログを最初に始めたのは2015年です。最初は右も左もわからない状態だったのですが、今では多くの読者から読んでいただけるような記事を書けるようになりました。
最初の1記事目はどう書けばいいのか?は、誰もが経験するところですので、この最初の壁を乗り越えられる内容を今回はお届けしていきます。
ブログの最初の記事で覚えておくべき5つの思考法
ブログの最初の記事で筆が進まない理由は、次の5つの壁があるからです。
ブログが書けない5つの壁
- 記事を書くための情報や経験が不足している
- 誰に書くのかが決まっていない
- 構成を考える前に記事を書こうとしている
- 記事のゴール設定ができていない
- 記事に完璧を求めてしまっている
ブログの最初の記事ですが、実は書くことよりも事前準備の方が重要です。
事前準備をしているからこそ、スラスラと文章を書き進められます。逆に準備ができていないと何度も文章を書いたり消したりの繰り返しで時間の無駄が発生します。
まずはブログ記事を何となく書き始める前に、5つの思考法で書く準備ができているのか確認してみましょう。
ブログ記事のネタとなる情報量と経験はあるか?
ブログ記事を書くためには「情報量」と「経験」の2つが必要です。
情報量とは、あなたの持っている専門的な知識や客観的なデータのことです。これまで読書で学んだことや、信頼できる第三者(個人や会社)の情報です。
ブログ記事は読者に「価値」を提供するものなので、ミスリードをしてしまわないように、できる限り正しい判断のできる情報を集めましょう。
また、Googleは公式で次のようにブログ記事を評価するように発表しています。(一部抜粋)
- コンテンツは、独自の情報、レポート、研究、分析を提供しているか?
- コンテンツは、特定のトピックに対して包括的または完全な説明を十分に提供しているか?
- コンテンツは、あたりまえのことだけでなく、洞察に富んだ分析や興味深い情報を含んでいるか?
- コンテンツが他の情報源から得られたものである場合、単なるコピーや書き換えでなく、付加価値とオリジナリティを十分に提供しているか?
- 見出しやページタイトルは、内容を説明する有用なものになっているか?
- 見出しやページタイトルは、コンテンツを誇張したり、読者に強いショックや不快感を与えたりするものでないか?
- ブックマークしたり、友人と共有したり、友人にすすめたくなるようなページか?
- コンテンツは、雑誌、百科事典、書籍に掲載または引用されるような価値があるか?
(引用元:Googleウェブマスター向け公式ブログ)
要約すると「単なる情報提供だけではなくて、きちんと付加価値を出してね」ってことです。
ありきたりなノウハウは腐るほどネット上に公開されているので、独自性があって価値が高い内容は自分の経験したことしかありません。
ブログの最初の記事だからと言っても、読者が判断するのはあくまで「価値」があるかないかです。その「価値」の源泉となるのは「情報量」と「経験」の掛け合わせです。
なので、「情報量」と「経験」のどちらも記事を書くための材料として十分であるかを整理しましょう。
ブログ記事の想定読者を決める
そもそもブログ記事を誰のために書くのかを、明確に決めてあるかどうかも大切です。
想定読者のチェックリスト
- 想定読者はどんな属性か?(年齢、性別、仕事、社会的地位、など)
- 想定読者はどんな悩みを抱えているのか?
- 想定読者はどんなときにこの記事を検索するのか?(背景や感情)
このあたりが明確になると、文字の表現も具体的に浮かびやすくなるはずです。
記事構成を考える
ブログ記事を書く前に、どのような構成だったら読者が満足してくれる内容になるのかを設計します。
記事設計の段階でブログ記事の80%が完了したと思ってもいいぐらいです。
記事設計をサボると、思考が整理されていない状態なので記事の質が明らかに悪くなります。
論理破綻していたり、情報の抜け漏れがあったり、ですね。
文字数を多く書けない人もいますが、そういう人の共通点は記事設計をしていないことが多いです。記事設計すると2,000〜3,000文字は余裕で超えます。
というのも、僕がブログで最初に書いた記事は文字数が1,000文字ぐらいで、それだけで書くのがシンドかったのですが、記事設計してから格段に文字数が増えました。
文字数が多いことが大切ではないのですが、記事設計をすることで文字数が増えるぐらいの内容がしっかりと書けるようになったということです。
記事のゴール設定を決める
記事を読んでくれる読者が、記事を読み終えたあとにどのような行動をしてほしいのか?を決めておきます。
文章を書く目的は「人を動かすことだから」です。
このゴール設定が不明確だと「結局は何が言いたいのだろう?」と読者は思ってしまいます。
例えば、この記事であれば、
- ブログの最初の1記事目を書き終えること
です。
「何を書く」よりも先に、まずは「何の行動を起こしてもらうか」の具体的なゴールを決めましょう。
記事の「質」に完璧を求めない
記事の「質」は現時点での100%を出せたらOKです。
いま出せる100%は目指す必要はありますが、誰かと比較して100%を目指す必要はありません。
あとから記事の書き直しはできるため、自分の中ですべて出しきったと思える内容なら早々に公開してしまいましょう。
ブログの最初の記事の書き方【7ステップ】
次は具体的にどのような手順で、最初のブログ記事を完成させていくのかをお伝えしていきます。
繰り返しになりますが、最初から完璧な記事を目指さなくて大丈夫なので、本手順を参考にしながらまずは1記事を書き終えることを目標にしましょう。
本記事の「ブログの最初の記事をどう書けばいいのか?」をテーマとして扱って、7つのステップで進めていきます。
step
1キーワードを決める
step
2想定読者を明確にする
step
3問題を明確にする
step
4記事の構成を考える
step
5タイトルを決める
step
6競合記事を参考にする
step
7記事を書く
補足
本手順はSEOを意識した方法です。ワードプレスやSEO対策しているブログのみ該当します。
アメブロなどの「無料ブログ」の場合はSEOに不向きなので、同じ方法でブログ記事を書いても効果を得られない可能性が高いです。
STEP1:キーワードを決める
最初にキーワードを決めます。
読者の知りたいキーワードは、「関連キーワード取得ツール」で調べることができます。(無料です)
≫関連キーワード取得ツール
関連キーワード取得ツールで、「ブログ」を検索すると次のようなキーワード一覧が表示されます。
この中からキーワードを選んでください。本記事の場合は『ブログ 最初の記事』をキーワードに選んでいます。
キーワードを選ぶ判断基準はブログ全体の設計や運用方法によりけりですが、最初の1記事目であれば自分でも書けそうなキーワードからでOKです。
記事を書く順番とか気になるかもしれませんが、基本的に読者は読みたい記事を読みたい順番で読むので、最初は気にしなくて大丈夫です。
2記事目でも3記事目でも読みたい記事なら読まれます。なので、1記事目はこれじゃなきゃ駄目ってのはないですね。
STEP2:想定読者を明確にする
次にキーワードから想定読者を明確にします。
現在、サラリーマンの30代男性。最近、友人からブログをやった方がいいと言われ、取り敢えず始めてみることにした。そして、これからできる限り記事を書こうとしている。
想定読者はある程度まで絞ってOKです。
想定読者を絞る目的は、STEP3の悩みを具体的に引き出すためなので、同じ悩みは年齢や性別が違っても抱えている可能性があります。
つまり、ターゲットを絞っても想定した以外の人にも読んでもらえるということです。
STEP3:問題を明確にする
想定読者がキーワードを検索するにあたり悩んでいることを書き出します。
先ほどの関連キーワード取得ツールで「ブログ 最初の記事」を検索すると細かいニーズが分かります。
ブログ 最初の記事
ブログ 最初の記事 自己紹介
ブログ 最初の記事 プロフィール
ブログ 最初の記事 かけない
ブログ 最初の記事 例
ブログ 最初の記事 書き方
この一覧が「ブログ 最初の記事」を検索する人の悩みです。
ここで重要なのは検索意図を知ることです。検索意図とは「なぜ、そのキーワードを検索したのか?」の読者が本当に知りたいことです。
本記事の場合は「ブログの最初の記事を書けるようになりたい。」ということが、読者の検索意図です。
STEP4:記事の構成を考える
読者の検索意図を理解して、記事の構成を考えていきます。
検索意図は「ブログの最初の記事を書けるようになりたい。」なので、このニーズを満たせるようにするためのシナリオを作っていきます。
- ブログの最初の記事で覚えておくべき5つの思考法
- ブログの最初の記事の書き方【7ステップ】
- ブログ初心者におすすめの書籍
僕の場合はこんな感じです。
まずは最初の記事を書くための考え方を伝えます。そのあとに「具体的な記事の書き方は?」と考えると思ったので、実践している書き方も伝えています。
それでも手が進まない人のために、僕が実際に購入してスキルアップに繋がったコピーライティングの書籍を紹介する、という流れですね。
考えた記事構成で、なんとな〜く読者の検索意図のニーズを満たせそうならOKです。
なんとなくでいい理由は、記事を書いている途中で「あ、これも伝えた方がいいかもしれない」とか「やっぱりこれはいらないかもな」という閃きがあります。
なので、記事構成である程度は大まかなストーリーを固めますが、ガチガチにする必要はないですね。
STEP5:記事タイトルを決める
記事の構成が決まったら、記事タイトルを決めます。
記事タイトルはGoogle検索エンジンと読者から見つけてもらうために超重要なパートです。
次の2点で記事タイトルを工夫しなければなりません。
- SEOの検索エンジンで上位表示させるため(Google視点)
- 読者にクリックしてもらうため(読者視点)
SEOの検索エンジンで上位表示させるためには、記事タイトルに選択したキーワードを入れるようにしてください。
この記事であれば「ブログ 最初の記事」を記事タイトルに含めます。そして、できる限りキーワードは記事タイトルの前方に持ってくるのが良いとされています。
ただし、無理にキーワードを前方にして違和感があれば、前方にしなくて大丈夫です。読者の視認性を優先させてください。
次に読者にクリックしてもらうためには魅力的な記事タイトルにする必要があります。
例えば、本記事のタイトルを2つ考えてみました。見比べてみてください。
- ブログの最初の記事の書き方
- ブログの最初の記事が今すぐ書ける!実践的な7ステップを紹介
①と②のどちらがクリックをしたくなるでしょうか?
ほとんどの人が②ですよね。同じ内容なのに、タイトルが違うだけで見てもらえる確率が変わります。
なぜなら②の記事タイトルには3つのテクニックが含まれているからです。
- 読者の得たい未来が記事タイトルに含まれている
- どのような内容が書かれているのかが示されている
- 具体的な数字が入っている
このように記事タイトルは、読者が思わずクリックをしたくなるような仕掛けが必要です。
もしかしたら最初の記事ではしっくり来ないかもしれませんが、回数を重ねるとコツがわかってきます。現段階で納得のいく記事タイトルを設定するようにしてください。
STEP6:競合記事を参考にする
STEP1で選択したキーワードをGoogle検索エンジンで入力してみて、上位10位以内に表示されている競合記事も参考にしてください。
競合記事を参考にするポイントは2つです。
参考にするポイント
- どのような記事がGoogleから評価されるか傾向を掴む
- 競合記事の構成を見て、自分の記事で補強できる点がないかを把握する
あくまで参考レベルにしておけばOKでして、意識しすぎると記事構成など引きずられてしまいます。
競合と同じ記事を量産しても仕方ないので、「自分だったらどう新しい価値を創り出すか?」という視点で参考にするといいですね。
僕が「ブログ 最初の記事」のキーワードで競合を調べてみたら、具体的な手順まで教えてくれている記事が無いと思ったので、意識して記事の構成を考えました。
あとは「ちょっとズレてるなぁ…この考え方」っていうのもあったので、競合記事よりいい記事が書けると思って書いています。
もしかしたら「競合記事のレベルが高すぎて無理…」って思うかもしれませんが、気にしないで書いてください。
あなただからこそ伝わる読者も必ずいるので。その人のために書いてあげてほしいです。
STEP7:記事を書く
最後は具体的に記事を書いていきます。
記事を書くとき特に気を付けることは「見出し」です。
見出しを入れることのメリットは次の2つ。
見出しを入れるメリット
- SEOで評価される
- 読者の目に止まりやすい
SEOで評価されるのは、見出しの中にキーワードを含めた場合です。
すでにお気付きかもしれませんが、本記事では「ブログ 最初の記事」が見出しに含まれています。
タイトルのときと考え方は同様で、無理にキーワードを含めると読者の視認性が悪くなるため、見出しが読みにくくなる場合はキーワードは入れない方がいいです。
常に読者ファーストでいきましょう。
大きな見出しの数は3〜5個ぐらいを目安がいいですね。あまり多すぎると同じく視認性が悪くなります。
【補足1】ブログの最初の記事に自己紹介(プロフィール)は必要か?
最初の記事に自己紹介(プロフィール)は必要ないです。
読者が知りたいのは記事の内容であって、筆者のプロフィールには関心はありません。
それなりに記事の量が増えてきて、読者の満足度を満たせるような記事を書けるようになってきたら、プロフィールは見られるものだと思ってください。
どうしても最初にプロフィールを作っておきたい場合は、記事とは別でプロフィール専用ページで自己紹介されることをオススメします。
【補足2】ブログの最初の記事はすぐ公開しちゃってもOKか?
最初の記事はすぐ公開しちゃってもOKです。
いくつか記事を作成してから公開したいという意見もありますが、Google検索エンジンに登録されるのが遅くなるだけです。
むしろ記事を溜め込んでしまった方がモチベーションも下がってしまう可能性があるため、溜め込むことのメリットは感じたことがありません。
ブログ初心者におすすめの書籍
僕がブログ初心者におすすめする書籍はこちらです。
20年間で2,400記事も執筆しているキャリアを積まれている方の本で、小学生でも理解できる文章で記事の書き方を解説してくれています。
価格はちょっと贅沢なランチ代ぐらいなので、最初に書く記事のレベルを少しでも高めていきたいなら迷わず購入しましょう。
どの業界でも成果を出している人は、共通して自己投資されています。
まとめ:何度でも書き直せるから書くべし
ここまで理想論を書かせていただいたのですが、最初の記事を書くためにすべてパーフェクトである必要は無いです。
誰でも最初は理想と現実のギャップが生じてしまいます。それで大丈夫です。
まず最初の1記事を書けるようになると、次の2記事目を書く自信に繋がります。
記事を書く実力が身に付くのは積み重ねです。
小さな一歩の繰り返しが1番の近道なので、まずは最初の記事を書き上げることを目指しましょう!