考え方

お金で騙された経験も誰かの助けになるための財産

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あなたはお金の問題で誰かに騙されたことはありますか?

僕はあります。それも1度ではなく何度も(笑) ← 学習能力が低い

 

でも、必ずしもすべての騙された経験が無駄になったとは思いません。むしろ誰かを同じ境遇の人たちを助けるための財産になるのではないでしょうか。

 

 

本記事は僕の騙された経験を暴露しています。個人ビジネスの失敗から詐欺師に騙されるまでの物語です。

この話を聞いて「バカだな」と思ってもらってもいいですし、同じ失敗をしないように参考にしてもらってもいいと思います。

ぜひ自分ゴトのように読んでいただけたら嬉しいです。

 

貧乏まっしぐら人生編

まだ会社員で26歳のときです。

当時は会社員で働きながら「個人ビジネス」をやっていて、全く成果が出ていなかったんです・・・。

世間の常識から逸脱しているコミュニティにおりまして、そこの商品を購入するだけで毎月15万円近くを出費していました。年間で180万円の損失。

そんなバカなことをしていたと思うかもしれませんが、人は環境の生き物なので内部にいると思考が変わっていきます

それにコミュニティにいる人たちは超素直ないい人ばかり。ビジネスの可能性よりも人の温かさが好きでした。

 

安藤宏将
あの頃は完全思考停止のノリノリいぇーいな感じでした。

 

会社員の年収が500万円(手取りで約350万円)ぐらいだったので、家賃や生活費なども含めるとカツカツの生活。というより確実にマイナス出費。

コミュニティには派遣会社で働いる方も沢山いて借金生活が当たり前の人も。僕はその中ではまともな方でした。

昔からハイテクな家電製品とかインテリアが大好きだったんですけど、全部売っぱらってコミュニティの人達とルームシェアをすることにしました。

 

当時はそれぐらい人生変えたかったんですよね。

 

ルームシェアの部屋は大井町駅から徒歩5分の3DKで、僕を含めて5人で住んでいました。そして、僕は6畳の部屋に2人で暮らすことに。

僕のスペースは2畳。テーブルと布団と本棚だけ。

本棚って「本」をいれる場所ではなくて、購入した商品の陳列棚になっていました。そして、2畳だとまともに布団を敷くこともできない。

 

安藤宏将
狭すぎてテーブルの下に布団を半分入れて、テーブル方向に足を伸ばして寝てました(笑)

 

「いきなり黄金伝説」の節約生活を日々こなしている感じです。最初は「完全にやべー奴だよな」と思いながら慣れるとそれほど苦ではなかったです。

習慣というのは良くも悪くも当たり前になっていきます。

節約のために、これまで職場の先輩と行っていたランチも控えるようになって、毎朝おにぎりを作って持って行くようになりました。

具材まで勿体ないと感じていて「塩おにぎり」のみでした。

僕が勤めていた会社の勤務先オフィスは、浜松町の世界貿易センタービル内の高層階。

フロアは全面ガラス張りになっていて、僕の作業デスクの真向かいには東京タワーがそびえ立っていました。

 

安藤宏将
毎日、東京タワーと向き合いながら「塩おにぎり」を食べるのは超シュール。

 

そして夜はずっとパスタ生活。もはや節約というか極貧生活です。なんだかんだで極貧生活を10ヶ月ぐらい続けることに。

 

会社は17時30分が定刻で、終わると人と会うようにしていました。1日あたり3人ペースです。

自分の状況が苦しすぎるあまり誰かを同じビジネスに誘いたいとは到底思えませんでした。完全に脳死しているので、いつの間にか「人と会うこと」が目的になっていました。

 

安藤宏将
1年間も活動して1,000人と会い、ビジネスに繋がった人数はゼロ。

 

こんな生活にも限界を感じてきていて、「本当にこのままでいいのか?」という疑問がようやく湧いてきました。

そんな風に感じているとき次の転機に。この極貧生活は単なる序章に過ぎなかったのです・・・。

ある人との出会いから「毎月15万円を購入するコミュニティ」を抜ける決意をしました。

 

不動産業者に騙される編

人とは出会っていたので、同じように個人ビジネスしている人とも接点はありました。

自分のビジネスに集中しているときは他のビジネスを気にしないようにしていました。僕の所属したコミュニティは情報閉鎖をするところでしたので・・・。

でも、少しでも疑問を感じるようになると見え方が変わるんですよね。

 

安藤宏将
本当はもっと稼げるビジネスあるんじゃないの?毎月15万円とかやる人いないでしょ・・・。

 

綺麗事は抜きにして「お金を稼ぐ力」が欲しかったです。稼ぐ力があるということは、僕にとってみんなに認められることと同義だったから。

そんなときに出会ったのが不動産業者のブローカーのF氏です。僕と同年齢で既に月300万円以上は稼いでいました。

ビジネスをやっている理由を聞くと「稼ぎたいから」の一言。

 

 

ビジネスで稼ぐのは想いが必要だと信じていたので意外でした。お金って「人格者でないと稼げない」と思っていたので。

少なともF氏は想いどころか人生をお金に捧げているような印象。お金で人の信用を手にいれるという権力に生きる人でした。

人格者であることとお金を稼ぐ能力は別である。僕には稼ぐ能力が足りていない。

 

だから、この人から学んだ方がいいかもしれない。

 

そう思いました。

僕のいたコミュニティは素直でいい人たちが多い。でも、稼げていない人ばかり。

 

安藤宏将
この極貧生活から抜け出すために綺麗事なんて言ってられない!

 

本当に当時は心に余裕がなかったですね・・・。人間関係よりもお金による権力を手にいれようと思ったのですから。自分のビジョンなんて持つこともなく。

それでF氏からビジネスを学ぼうとしました。それから2年ぐらい一緒にいることに。

 

そもそもF氏が僕に近付いた理由は「不動産を売りたかったから」です。ビジネスを教えようという気持ちでは無かったのですが気付きませんでした。

人を見る力があれば相手が意図していることは簡単に見抜けるのですが、その時の僕にはそんな経験も能力も持ち合わせておらず。

結果的に不動産を購入して一緒にビジネスをすることになりました。ブローカーのブローカーです。

僕はもともと金融業界の人間では無かったので判断材料はF氏に対しての信頼のみ。

 

  • まともなビジネスでなければ継続することは不可能
  • 僕に販売しても一緒にいるということは物件はいいもの

 

2つの理由から信じて活動することにしました。でも、僕の悪いところは信じると周りの声を聞かなくなってしまうことでした。

実はF氏の悪い噂をいろいろな人から聞いていました。実際に被害者が出ているという話を聞くことも。

それをF氏に「こんな話聞いたのだけど」と共有すると、まったく動揺する様子もなく「そういう何でもクレーム出す奴いるから」と言われて納得していました。

 

でも、どれだけ相手のことを信頼していても事実を確認する努力は惜しんではいけませんでした。僕は信じるあまりそれ以上の事実確認を怠りました。

 

安藤宏将
相手を信じる気持ちはとても大切。でも、ビジネスなら商品を受ける人のためにも事実確認は大事。

 

ビジネスの世界では「知らなかった」で済まないことが沢山あります。この不動産投資でもそうです。

いい商品を提供しているつもりでいても、気付かないところで加害者になっている可能性だってあります。

幸いにも僕が紹介した人の中に被害者は出ませんでした。

でも、同じタイミングで不動産を購入していた友人は、税務署から呼び出しを受けたり、違法販売で裁判にまで発展しています。

中にはまだ問題が顕在化していないのですが、不当利益を得るために2,500万円の相場価格である物件を4,000万円で売られている人もいます。

不動産を1件販売したら1,500万円の利益ですよ。

 

安藤宏将
そりゃ、不動産業界は儲かるわけですわ・・・。

 

もちろん正統派な不動産業者もいます。でも、かなり稀です。

不動産の購入者はキヤノンや公認会計士などの企業で働いている人たち。本当に学歴って関係なくて「金融リテラリーがあるかどうか」なんだなって勉強になりました。

 

そして、F氏の周囲からはどんどん人が離れていきました。お金だけの信用ってすごく短期的なものなんだと体感。

F氏の近くにいる人たちは、お金があるから近くにいるだけで、一緒にいたいから近くにいるわけじゃないんだって学びました。

振り返ってみるとF氏はいつも寂しそうでした。本当の自分の弱さを見せることが怖くて「お金の力」で誰かを振り向かせようとしていたのだと思います。

人一倍寂しがり屋なのに裏切られるのが怖くて信じられないという不器用な人でした。やっているビジネスは最悪でしたけど、とても人間臭くて嫌いにはなれなかったですね・・・。

 

僕は他人に迷惑を掛けるような不動産を紹介することはできないので、F氏から少しずつ距離を取るようになりました。

いつも一緒にいたので離れるのに結構苦労しています。僕は気持ちに寄り添いすぎるので正直しんどかったです。

この時に金融業界で誠実そうな社長と新たな出会いがあって、そこでしっかり勉強していきながらビジネスをしていこうと決めました。

金融業って例外なく利益が大きく得られるので捨てる勇気がなかったのだと思います。この頃から業界に対しての違和感はあったので・・・。

 

詐欺事件に巻き込まれることに

誠実だと思っていた社長は「詐欺師」から借り換えをするような人でした。借り換えというのは、悪意があって誰かのお金を誰かに横流しする行為です。

社長個人で投資していたお金が返って来なかったので、こちらに負債をなすり付けようとしました。(これは後日談で分かったこと)

 

安藤宏将
もうね、この業界いると完全に人間不信になりますよ(笑)

 

それに金融業界って「どうすれば手数料を中抜きできるだろう?」って思っている人が多くて心理戦です。誰かのために貢献したいって人が圧倒的な少数派なんですよ。

いい案件紹介してあげているのだから面倒臭いことつべこべ言ってるんじゃねぇって雰囲気あります。

 

少し話は逸れましたが結局は詐欺師を紹介されて資金を持ち逃げされました。見た目は誠実そうで政治家とたくさん繋がりあったので何となく信用しちゃったんですよね。

もちろん、それ以外にも実績や会社の存続期間なども見て判断はしました。でも、100%見抜くことなんて不可能だなって悟りました。

それこそ大手企業が不正会計や偽装問題がある時代です。ある程度までいったら「」です。

冗談抜きでそう思います。

 

もっというと、こういう「変な人を引き寄せているの自分自身だ」ということに気付きました。

 

詐欺師は闇金みたいなところに手を出して最終的に首が回らなくなったそうです。マジで闇金ウシジマくんみたいな世界ですよ(笑)

音信不通ですが風の噂では問題なくシャバの世界で生きているみたい。総額で10億円ぐらい掻き集めていたのでよく逮捕されないなぁと不思議です。

 

(引用元:リクナビNEXTジャーナル

この詐欺師の問題が波及して事務所に暴力団員が乗り込んできたこともありました。人生初体験で死ぬかと思いましたね。

ミナミの帝王に出てくるようなコテコテの全身刺青のヤクザです。

そして、ヤクザが乗り込んだので事務所から強制退出されるようになりました。(共同利用されている方には本当にご迷惑お掛けしました。ごめんなさい)

いくら不可抗力で反社会団体が来ても、こちらが厄介者扱いされてしまうんですよね。

 

僕は過酷な体験をしてきたせいか大抵のことは受け入れられます。ここまで読んでくださって、なかなか悲惨だって思いませんでしたか?(笑)

 

安藤宏将
みんな大変っていうけど僕も大変だったんやで。

 

被害者意識のままでいれば愚痴ばかりこぼせばいいんです。「騙されたー!」って。でも、これって意味あることじゃないかって思えたんですよね。

 

騙された経験があるからこそ・・・

はっきり言って騙されたいか騙されたくないかで言えば「騙されたくない」です。こんな経験は全然オススメできません。

でも、僕のこれまでの経験値っていろいろな人の役に立てているなって思います。実際に喜んでもらえることばかりです。

辛かったことも自分が経験できたからこそ「体験した物語をシェア」することができるんです。これってすごいことだと思います。

  • 同じような立場の人の気持ちに寄り添うことができる
  • 同じ失敗をしないようにアドバイスができる
  • 経験者としての視点を相手に与えることができる

少なくとも数え切れないぐらいの人たちの相談に乗ってこれました。中には怪しい業者から回収まで手伝ったこともあります(笑)

もしかしたら騙された経験って恥ずかしいと感じる人もいるかもしれないです。「こんなの人生の汚点だ」って。

でもね、同じような経験している人って世の中にたくさんいます。

本当に相手の痛みを理解できるのは同じ経験をしてきた人だけです。

だからこそ嫌な思い出として残すのではなくて、せっかくなら騙された経験を誰か人助けになると思ってみるのはどうでしょうか。

 

最後に

正直なところ人生って理不尽なことも沢山あります。自分が信じている正義を打ちのめされてしまうような失敗ばかりです。

ときには悪いことしているつもりもないのに「悪い結果」を引き寄せてしまうことだってあります。

でも、僕は決して無駄な経験では無かったなと思います。最終的には経験したことを「どう使うか?」が大事なのではないでしょうか。

財産と呼ばれるものは目に見えるお金だけではなく、それよりも経験値の方が価値があるものです。少なくとも僕はそう実感しています。

この記事の体験談も何かしらあなたの今後の人生に役立てて頂けたら嬉しいです。

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  • この記事を書いた人
hiromasa_ando

hiromasa_ando

ソーシャルビジネス構築の専門家。中小零細企業へのWEBマーケティングコンサル業務と人財育成業務の2つの事業を展開。本業で売上(利益)を出しながら社会課題を解決していく企画から構築支援までを業務にしています。 これまで「不登校」「在宅ママ」などの事業を立ち上げ支援。 一時的な売上(利益)よりも長期的に顧客や社会から愛されるメディアを創る支援をさせていただきます。顧客を煽るようなマーケティングは嫌いです。 関わるすべての人に居場所があり、幸福で持続可能な社会を目指して支援させていただいております。

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