どうも、ブランドマーケッターの安藤です!
今回は「LINE@集客で確実に成果をあげる方法」をテーマにお話をしていきますね。
LINEは日本で一番利用者数の多いSNSですので、多くの方が集客ツールとして利用されています。僕もLINEを頻繁に利用するヘビーユーザーです。
中にはLINEが苦手な人もいますが、多くの人は「感情表現の伝わりやすいコミュニケーションツール」として重宝しているのではないでしょうか。
これはメルマガには絶対にできない強みだと思います。LINEという存在がお互いの距離感を近くさせてくれてるからです。
これまでメルマガでの情報発信が主流であったものが、LINE@の登場でどのように扱っていけばいいのか悩まれている方も少なくありません。
今回はそのLINE@を使った集客方法について、考え方から具体的なノウハウまでしっかりと解説していきたいと思います。
それでは始めていきましょう!
目次
LINE@集客の考え方
有名なソーシャルメディアにはFacebook、Instagram、Twitter、Youtubeなどがありますが、LINEもこれらのソーシャルメディアの1つに含まれます。
LINE@アカウント作成方法は以下の記事をご覧ください。
[kanren postid="1406"]どのソーシャルメディアを集客で使うのが正解というものは無いのですが、重要なのはあなたのビジネスターゲットとなる人がどのメディアを利用しているのかの視点で考えると良いです。
LINEは年齢別でも10代〜60代まで幅広く利用しているため、ビジネスターゲットとなる人が多く存在している可能性が高いメディアとなります。
位置付け
LINEは1対1のコミュニケーションに重点を置いているのに対して、LINE@は1対多のコミュニケーションに重点を置いたコミュニケーションツールです。
複数の人へ同時に情報発信をしていく点においては、LINE@もメルマガも同様の位置付けとなります。
利用者数
LINEの利用者数は国内だけで7300万人も登録(2017年12月時点)しており、FacebookやTwitterなどの有名なメディアよりも利用者数が多い状況です。
利用する目的・特徴
情報配信メディアを利用する目的は、低コストで読者との関係構築をしながら商品・サービスを提供していくところにあります。
その中でのLINE@ならではの特徴でいうと、簡単操作で参入障壁が低く、かつ読者との関係構築しやすいメディアになっていると感じます。
- 登録するまでの手順が簡単で読者登録率が高い
- LINEという7300万人の市場を狙える
- メルマガよりも開封率が高い
- メルマガよりも操作が難しくない
- 絵文字やスタンプで読者とのコミュニケーションが取りやすい
LINE集客に使えるLINE@標準機能
LINE@には様々な標準機能が提供されていますが、今回は集客に特化した機能に限定してお伝えしますね。
メッセージ機能
LINE@で最も利用頻度の高い機能がメッセージ機能です。
- 1対多でメッセージを送ることが可能
- 1メッセージで1吹き出し
- 1メッセージで500文字まで入力可能
- 読者全員に送信される(ブロックしている読者を除く)
タイムライン投稿
投稿した内容を時系列(人気順)での近況を伝えるための機能です。
様々な使い道がありますが、例えば読者が喜びそうな内容やあなたの活動状況などを知ってもらうためなどに利用します。
- 読者のみに公開される
- 動画や画像を挿入することが可能
- 読者がコメントやスタンプを押すことが可能
- 読者のタイムラインにシェアすることが可能
リッチメッセージ
リッチメッセージはリンク付きの画像を配信できる機能です。
読者は文章を読むよりも画像である方がクリック率が高くなります。
そもそも情報は読まれなければ意味がないので、クリックしてもらうことは非常に重要です。
ただし、あくまでクリック率が高くなるだけであって、リンク先の内容が最後まで読まれるという意味ではないのでご注意ください。
リンク先の内容が最後までしっかり読まれるかどうかは書いてる記事の質で変わります。
友達追加時あいさつ
読者をLINE@へ集客した後に定型文を配信できる機能です。
メッセージだけではなく画像やスタンプなども事前に設定することもできます。
読者は登録時に「どんな内容が送られてくるのだろう?」「この人はどういう人なのだろう?」と感じられている方が多くいらっしゃいます。
ですので、あなたが何者なのかが分かるような自己紹介であったり、どのような内容を配信するのか、読者にどういうアクションを起こして欲しいのかなどを定型文に設定しておきましょう。
1:1トーク
1:1で読者と双方向でメッセージの遣り取りをする機能です。
LINE@では通常1対多でのみメッセージを配信することができますが、読者から何かしらメッセージやスタンプなどの反応が返ってくると個別でのコミュニケーションを取ることが可能となります。
個別相談のような場合に適した機能となっています。
1:1トークでメッセージの遣り取りをしている最中に、1対多のメッセージを配信すると読者には届いてしまうためコミュニケーションの流れがおかしくなる場合があります。
LINE@の仕様上は対象から外すことはできませんので、このあたりを考慮して1:1トークを利用するようにしてください。
LINE@で1:1トークができると個別アプローチができるため集客効果も高くなります。
LINE集客における効果的な配信方法
各メディアによって特徴やルールが違うため情報配信の方法も変える必要があります。
LINE@での効果的な情報配信をすることで集客に大きな影響を与えますので、どういった情報配信を心掛ければ良いのか考え方や方法を抑えておきましょう。
レスポンスを意識した情報発信
LINEは読者がコミュニケーションを取ることを目的にしているので、こちらから読者が反応したくなるような情報発信をするように心掛けましょう。
- 疑問系で読者に質問を投げかける
- 自分の意見を伝える(読者との間に共感が生まれると返信しやすくなります)
- 具体的に起こして欲しいアクションを伝える
などです。
メッセージは短文を意識
LINEは長文で送ると読んで貰えない場合が多いです。
パソコンでもLINEを利用することは出来ますが、殆どの場合がスマートフォンで利用しています。
スマートフォンは縦型で、さらにLINEでは吹き出しで半分のスペースしか使えません。
長文で情報が送られて来てしまうとかなりスライドする必要があり、読者が読み辛くなってストレスが溜まってしまいますのでやめましょう。
メッセージからタイムライン投稿へ誘導
長文で読んで欲しい場合にはメッセージにタイムライン投稿へのリンクを貼り、そちらに誘導するようにしましょう。
タイムライン投稿には記事ごとにリンクが生成されているので、そのリンクをメッセージに貼ればOKです。
配信時間
内容だけではなく配信時間も重要です。
あなたの読者がいつスマートフォンを利用しているのかを考えましょう。
一般的なサラリーマンやOLの方々が対象であれば以下の時間帯に送信するのが良いです。(一番開封率の高い時間帯を計測してみるのがオススメです)
- 7時〜9時(通勤時間)
- 12時〜13時(昼休憩)
- 18時〜20時(帰宅時間)
- 22時〜24時(就寝前)
私の経験上では18時〜20時までにLINE@で送信している人が多い印象ですので、敢えて被らない時間帯にした方が開封率が高くなると思います。
深夜過ぎると嫌がる読者もいますので、そのあたりは相手の気持ちになって節度ある時間を心掛けましょう。
配信頻度
LINE@はPush通知なので、こちらが通知する度に読者のスマートフォンが鳴ります。(サイレント通知にしていない場合)
ですので、通常は1日1回程度、キャンペーンなどで何回かに分ける必要性がある場合で1日2〜3回程度に抑えるようにしましょう。
リッチメッセージでクリック率UP
読者は文章よりも画像の方が反応率が高くなります。つまりクリック率が高くなるということです。
文章とリッチメッセージを組み合わせて高いクリック率を目指しましょう。
既読率を上げる裏技
LINE@の既読率を上げる方法は最終メッセージの冒頭に興味付けメッセージを入れることです。
読者が優先的に既読にするかは「これなんだろう?」「お得な情報かもしれない」「自分に関係のありそうな情報だ」などの一瞬の判断で決まります。
全体トーク画面には、最終メッセージの冒頭にある文章が表示されますので、ついついやりがちな冒頭で「おはようございます」「こんにちは」などの挨拶メッセージは送らないようにしてください。
その代わりに読者にとって興味を引くメッセージを冒頭に置きましょう。メルマガの件名をイメージされるのが良いと思います。
LINE@で絶対NGな配信方法
LINE@で絶対NGな方法は頻繁に読者へ売り込みすることです。
特に自分が買いたいとも思わない商品・サービスのアフィリエイトリンクなどを貼るのは単に信頼残高を減らしていくようなものです。
読者は有益な情報を受け取れると信じてLINE@に登録してくれています。
そんな読者に対して価値ある情報を届けるならまだしも、自己利益のために売り込みをすると即座にブロックされるようになります。
短期的には売れるかもしれませんが、長期的なファンになってくれることはないでしょう。
わざわざLINE@へ登録してくれている読者の期待に応えられるようなコンテンツを提供することを心掛けていくことが大切です。
第一に読者の気持ちを考えて送るようにしましょう。相手にされて嫌なことは自分もしないというこです。
LINE@集客に掛かる費用
LINE@には無料版と有料版で大きく分けて2種類あります。
無料版と有料版の違い
無料版と有料版の違いはいくつかありますが、一番大きな制限は「メッセージ配信数(メッセージ機能)」と「タイムライン投稿」がほぼ使えないという点です。
無料版でのメッセージ配信数はパッと見で1000通も送信できるように見えますが違います。
「ターゲットリーチ数」は読者数を指していて、この読者への吹き出しの合計が1000通なんです。
例えば、読者数が200人いる場合、5回メッセージを送ったら翌月まで送れないということです。
また、タイムライン投稿も月4回しか投稿することが出来ない仕様です。
有料版の選択基準
無料版を利用しながら途中で有料版に切り替えることは可能なので、まずはお試して使ってみたいという場合は無料版で開始して制限が掛かったら有料版に切り替えでいいと思います。
タイムライン投稿やリッチメッセージなどを最初から利用するなど、本格的にLINE@での集客を考えるなら有料版のベーシックにしましょう。
プロは読者数が5000人を超えてからで十分です。(属性、年齢、地域などは詳細なデータではないため利用価値があまりない)
現時点では課金が日割りではなく月単位であるため、なるべく月を跨いでから有料版に切り替えた方がコスト面では節約になります。
LINEで拡散させる集客方法
Facebookのシェア機能やTwitterのリツイート機能と同様に、LINEでも拡散させる方法があります。
読者紹介で拡散
あなたの読者になっている人へ友達紹介してくれないかお願いしてみましょう。
紹介に協力してくれる読者へLINE@のIDまたはURLを教えてください。
基本的には何のメリットも無いと読者は行動しないので、何かプレゼントを用意するのがいいです。
- 読者が喜ぶコンテンツ(PDF、音声、動画など)
期限を決めるとアクションを移しやすくなりますので「本日中」や「明日まで」などにしてお願いしましょう。
スタンプ機能で拡散
タイムライン投稿で読者にスタンプ機能を押してもらえると、読者のLINEで繋がっている友達にもタイムライン投稿が表示されます。
ただし、単にタイムライン投稿が表示されるだけでは読まれるだけなので、あなたの読者になるための入り口を用意するようにしましょう。
タイムライン投稿の記事内にあなたのLINE@のIDまたはURLを記載するようにしてください。
こうすることで拡散されたタイムライン投稿から新たな読者が登録できるようになります。
SNSと連携したLINE集客方法
Facebook、Instagram、Twitter、YoutubeなどのSNSからLINE@へ集客する方法もあります。
LINE@のIDまたはURLをSNSで情報発信する際に記載するようにしましょう。
各メディア毎にURLが有効に使えなかったり、そもそもURLの利用が禁止されたりしますので、IDとURLは両方記載しておくことがベストです。
LINE@のデメリット
LINE@を利用する上でデメリットも存在しますので、集客方法に関連する内容を2つほどご紹介します。
ステップメール機能が未実装
LINE@にはステップメール機能が標準で提供されていないため、読者にはこちらが伝えたい順番で情報を届けることが出来ません。
もし、LINE@の標準機能でステップメール機能のようなことを実現しようとなると、以下のようなことが問題として起こります。
仮に後から登録してくれた読者に向けてメッセージを配信するとなると既存の読者にも同じ内容が届いてしまう。
LINE@でステップメール機能を利用するためにはツールを別途購入する必要があります。(後述)
競合の増加でブロック率UP
メルマガは競合数が増えたことで読まれなくなったと言われていますが、LINE@も競合増加で似たような事象が起こっており、リスト獲得できなかったりブロック数が増えて撤退者も増えています。
Push通知で開封率が高くなってしまったことが、逆にコンテンツの質が良くなければ即ブロックするという状況を引き起こしています。
逆に言えば読者にとって価値ある情報を提供し続けることができれば、競合がどれだけ増えたとしてもブロックされることは少ないと言えます。
LINE@ステップメール機能
株式会社マネクルがLINE@のステップメール機能の付いたツールを提供しています。
- ステップメール機能を提供
- 選択式のシナリオ作成が可能
- メッセージ配信先を読者に合わせて変更可能
- ボタン機能でクリック率UP
- 短縮URL機能(クリック率を測定できる)
などなど、ステップメール機能以外にもサービスは充実しています。
有料なので費用対効果が合っていれば利用してもいいと思います。
ツールを利用するためにはLINE@の有料プランをプロ(API)という月額32,400円とツールの月額19,800円が必要です。
ですので、月額52,200円のランニングコストが掛かることになります。
因みに私はマネクルのツールで7ヶ月ほど利用していたことがありましたが解約しました。
理由はステップメール機能だけならメルマガでも代用できたからです。
メルマガなら契約先のメルマガスタンドにもよりますが月額1万円も掛からないので。
また、解約後はLINE@のシステム上の問題なのかと思いますが1:1トーク機能が使えなくなります。
一斉配信しか出来ないのはかなりの痛手でLINE@を新しく作り直して、読者に新しいLINE@に移行して頂くという手間が掛かりました・・・。
ですので、ツール契約後はずっと使い続けるつもりで契約されることをお勧めします。
最後に
LINE@での集客方法について色々と解説しましたが、本質的な部分はどれだけ読者の立場になって物事を考えられるかです。
一方通行な情報発信にならないように気を付けましょう。LINE@はメルマガよりもコミュニケーションを意識した方がいいです。
そして、実際にLINE@で集客することは可能ですが、あくまでツールの1つに過ぎません。
「どうやったら読者が喜んでくれるのだろう?」「どうやったら読者に価値ある気付きを与えられるだろう?」という気持ちを常に忘れないように心掛けるといいですよ!